基本的なループはお馴染みの「侵攻→略奪品回収→脱出」だが、『Exoborne』はこのジャンルの定番スタイルを強化型Exo-Rigスーツ、極端な気象システム、多彩なグラップリングギアで再定義。プレビューイベントで4~5時間プレイした限りでは、即座に「もう一回!」と駆り立てられる感覚はなかったものの、この競争激しいジャンルで独自の地位を築く可能性を十分に秘めている。
戦闘用強化スーツ
Exo-Rigが『Exoborne』の独自性を決定づけている。現在3種類の構成が確認可能:
- コディアック:疾走時の頭部防護機能と強力な空中叩きつけ攻撃
- バイパー:敵撃破時のHP回復と強烈な近接攻撃で攻撃的なプレイを奨励
- ケストレル:機動性特化型で強化ジャンプと一時的なホバー機能を代償に火力を低下
各Riɡにはコアアビリティを強化する専用モジュールを装備可能。特にコディアックのグラップリング連動空中攻撃は爽快感抜群——スパイダーマンのように敵陣にスイングしつつ隕石のように落下するイメージだ。現在のラインナップは有望だが、3種類という制約は物足りなさを感じさせる。開発元Sharkmobは追加プランについて明言を避けた。
精密な戦闘メカニクス
パンチの効いた武器の反動と凶暴な近接攻撃で『Exoborne』は強烈なFPS体験を提供。グラップリングフックは移動手段を革新し、バットマンのように戦場間を滑空できる。ダイナミック天候は戦術的な深みを追加——竜巻気流を利用した移動増強も可能だが、油断したプレイヤーを一瞬で葬る火災嵐には要注意。降雨時はパラシュート機能が無効化され、地上移動が強制される。
緊張感の設計思想
あらゆるシステムが「ハイリスク・ハイリターン」のゲームプレイを強化。セッション開始時に20分タイマーが作動し、終了すると全プレイヤーに自陣位置が通知されるため、10分間の脱出ウィンドウが強制される。早期脱出はクレジット消費を伴うが、残留すれば報酬が増加。主な標的は:
- アーティファクト:特殊キーが必要なマルチルートコンテナ
- 高価値ゾーン:精鋭AIが厳重警護
- 他オペレーター:所持品全てが略奪対象
リバイブシステムはダウン後も関与を維持。迅速な行動でセルフリバイブが可能なほか、敵が待ち伏せていなければ仲間が危険を冒して救出できる。
懸念要素
プレビューテスト中に2つの懸念が浮上:
- チーム依存性:ソロプレイ可能とはいえ、明らかに連携したスクワッドが有利。プレミアム価格帯がマッチメイキングに影響する可能性
- エンドゲーム構想:開発陣はPvP比較以外の長期的進展性について曖昧な回答。キャンペーン後の構造化されたコンテンツがリテンション向上に寄与するだろう
PCプレイヤーは2月12~17日のプレイテスト期間に『Exoborne』を体験可能。ダイナミックな移動システムと環境相互作用を備えたSharkmobのエクストラクションシューターは、これらの基礎的な懸念が解消されれば、確かな差別化ポテンシャルを発揮しそうだ。